ばね指は、指の使いすぎなどにより、指の腱鞘(腱を通すトンネル)が炎症を起こし、腱の動きがスムーズでなくなることで起こります。指を曲げ伸ばしする際に、ひっかかったり、カクンと跳ねるような動き(ばね現象)がみられたり、痛みが生じたりします。
原因
手の使いすぎで、以下のような動作が挙げられます。
- 家事(洗い物、料理など)
- 手を使うスポーツ(ゴルフ、テニス、野球など)
- 楽器の演奏
- 手作業の多い仕事
- 手の付け根を叩くような動作
また、女性ホルモンの変化も関係するとされており、妊娠・出産前後、50歳前後の更年期の女性に多くみられます。関節リウマチで骨が変形して起るる場合、糖尿病などで腱鞘や筋肉が硬くなるのが原因でなることもあります
症状
- 指の付け根の痛み、押すと痛い(圧痛)
- 指の曲げ伸ばしがスムーズでない
- 指の曲げ伸ばしの際に引っかかる感じがある
- 指のこわばり(特に朝)
- 指が曲がったまま伸びない、または伸びたまま曲がらない
- 曲がった指を伸ばそうとすると、ばねのように跳ねる時に激痛がある
親指、中指、薬指に起こりやすいですが、どの指にも起こる可能性があります。朝に症状が強く、日中は使ううちに軽減することもあります。
当院では、筋膜リリースと筋肉が正しく動かせるように再調整します。
鍼を使う施術はおこなっていません。
腕がねじれている状態で、筋肉が正しく使えていないので、正しく使えるように動きを調整していきます。
正しく使えることにより、筋出力を回復し本来の力が発揮できるようになります。
もう一点、使いすぎている部分は炎症を起こしているため、炎症を起こした部分は
筋膜の癒着が起こり、筋膜の癒着をはがすこと(筋膜リリース)することにより
コリがとれて筋肉が柔らかくなっていきます。
●ばね指は、余程数十年経過して来られる場合を除いて数回で、痛みは改善される方が多いです。
当院の施術経過では、痛みとばね指現象は別で、施術後、痛みは改善。カクンと跳ねるような動き(ばね現象)は残る方もいます。
ただ、痛みは全くないので、指先を繊細に使われる方以外は納得されて施術終了されていきます。
繊細に使われる方では、楽器、ギターの演奏者、歯科医の先生なども手術を避けてなんとか改善したいと希望されていました。 当院で施術された方は改善されました。
●ばね指を病院で手術後に来院された方もいます。
痛みとカクンと跳ねるような動き(ばね現象)は改善したものの、指がグーにならないといわれ、グーにするために施術。回数はかかりましたがグーになりました。
この方はラーメン店を営んでいる方で、湯切りができないと仕事にならないと来院されました。
ばね指の場合、手術後に隣の指がばね指になる方もおられます。
今まで見たなかでは、9本ばね指を手術された方もおられ、最後の1本は手術を避けたいと希望されていました。
ばね指は、早期に来院されて施術するのが早道になります。
●どうしても筋膜リリースでも改善しない方もおられます。
そんな場合は手術になるのですが、ばね指専門の整形外科の先生にご紹介しています。
一般の手術と何が、違うかと言うとメスを入れるキズが小さく、翌日から水仕事もできます。
https://kanai-sinkyu.com/symptomscat/post-7481/
お電話ありがとうございます、
かない鍼灸整体院でございます。