鍼灸師を志そうとすると、必ず、習うのが東洋医学の概念で、五行と言う考え方を教えていただきます。
木火土金水です。
木 | 火 | 土 | 金 | 水 | |
五臓 | 肝 | 心 | 脾 | 肺 | 腎 |
六腑 | 胆 | 小腸 | 胃 | 大腸 | 膀胱 |
五窮 | 目 | 舌 | 唇 | 鼻 | 耳 |
五液 | なみだ | 汗 | よだれ | 鼻汁 | つばき |
五志 | 怒る | 喜ぶ | おもう | 悲しむ | 恐れる |
五主 | 筋膜 | 血脈 | 肌肉 | 皮ふ | 骨 |
五色 | 青 | 赤 | 黄 | 白 | 黒 |
五味 | 酸 | 苦い | 甘い | 辛い | 塩辛い |
なんかの暗号みたですよね!
学生の時は、いったい何のことか?さっぱりでしたが、長年、患者さんに接すると、五行を作った数千年前の人はすごいなと思えます。五行説は、陰陽で説明できない所の補足しています。
なんで内臓を調整するかというと
【内臓に異変、負担が掛かれば、それに対応する経絡、筋肉、筋膜、腱が硬くなり、全身に影響するので、まずは、五臓六腑から調整すれば改善する】
それでは、具体的にひも解いていきましょう!
五臓は、解剖学では実質性臓器 実のつまった臓器
六腑は、中腔性臓器で、空洞と言うか食べ物などが中を通ります
病は、皮ふ➡六腑➡五臓の順におかしくなります。 【疲】漢字の中に、皮ふが入りますよね。
肝虚(肝臓が疲れてる人)を考えると
甘党のA子さんは、甘い物が大好きで、肝臓に負担が掛かり、最初は右肩が凝ってきます、最近疲れやすいし、足が夜中つりました。
下痢をしたり便秘をしたり、そのうち、右側の背中が硬くなり、ぎっくり腰になり、何でか痔になりました。
冬の寒い日の朝は自然と涙が出て、良く寝たのに朝は、目の下にクマ、最近イライラする。たまに偏頭痛にもなります。
肝に負担が掛かると、【肝は筋膜を司る】 体がだるくなったり、疲れやすくなったり、足がつりやすくなる。
肝➡胆のう 胆のうから消化液の胆汁が出ていますが、負担が掛かると分泌が悪くなり、下痢と便秘をくり返します。
肝臓の入り口の血管が圧迫されて、腸の血流が悪くなり、痔になります。
悲しくないのに、冬の寒い日は涙が出てくる。
肝は、怒りなので、負担が掛かるとイライラする。額に青筋を立てる。➡激しく怒る
寝起きも機嫌悪いです。切れる。ヒステリーも肝が影響していると僕は考えています
偏頭痛は目の奥が痛い+こめかみあたりが痛くなります。➡肝経の偏頭痛の特徴です
目の下のクマは、寝不足の場合と違い、肝臓に負担が掛かると、青みがかります。良く寝ても青クマがあります
なので、当院では肩こりや腰痛を始め、どんな症状でも必ず、経絡から五臓六腑(内臓)の調節をします
お電話ありがとうございます、
かない鍼灸整体院でございます。